専業トレーダー退場のその後。悲惨な退場にしないために。
今回は、専業トレーダーが退場したらどうなるのかについてまとめていくっす。
退場してからの生活や、退場したらどんな事があるのか、また、いい退場と悪い退場について考えたことを書いていくっす。
ちなみに、退場について書いているっすけど、退場後に復活することを前提に書いている部分もあるのでご了承くださいっす。
(ちなみに、現在は別のブログ「君は何が好きなの?」を運営しています。もしよろしければご覧ください。)
MYの退場について
まずは、自分が退場するまでの経緯、そして、退場してからについてまとめていくっす。
退場までの経緯
俺が退場しようと思ったのは専業4ヶ月目の1月だったっす。
3ヶ月目は割と利益が出る日も出てきていたっす。
しかし、後半から損失の日が続き、様々な分析をして年始に臨んだっす。
しかし、結局利益を出す事ができず、1月の2日目に退場を決意したっす。
退場した後について
株式市場から退場した後については色々と考えたっす。
考えた結果大きく2つの選択肢が残ったっす。
夜勤のバイトなどで生活費を稼ぎながらデイトレードを続けるか、それとも就職をしてデイトレードをやめるかっす。
そして、今後の人生を考えて就職することを選んだっす。
退場後の一般的な選択肢
次に、退場後にはどんな選択肢があるのかについてまとめていくっす。
就職
一つ目に挙げる選択肢が『就職』っす。
会社に就職をして正社員として働く選択肢っす。ほとんどの人がこれを選ぶと思うっす。
正社員として働くことのメリットは大きいっす。ただ、トレードの勉強を続けられるかというと、本業に時間が取られるため、微妙っす。
メリットとデメリットをまとめていくっす。
メリット
- 安定収入が得られる
- 履歴書に傷が付きづらい
- ボーナスがもらえる
- 有給がある
デメリット
- 就職活動の負担が大きい
- トレードの勉強時間が取りづらい
- デイトレができない
バイト
二つ目がバイトっす。
就職をしたくなくてバイトをする人、就職ができずにバイトをする人など理由は様々だと思うっすけど、バイトという選択肢を選ぶ人もいるっす。
バイトだと働く時間を自由に選べるため、専業でなくても、デイトレをすることも可能っす。
メリット
- シフトなので、自由な時間を作りやすい
- 平日や日中を休みにすればデイトレをできる
- トレードの勉強の時間を取りやすい
- 始めるまでの負担が少ない
デメリット
- 給料が安い
- 履歴書に傷が付く
死
3つ目が死ぬことっす。
この選択肢を取る人は0ではないっす。
トレードの結果、多額の借金を抱えた人がこの選択肢を取るっす。
リスクを取りすぎてとてつもない額の追証になると、もう取り返しがつかないことになるっす。定期的にツイッターでは「追証で人生が終わった」というようなツイートが流れてくるっす。
資金があまりない人が何千万、何億と借金を負ってしまったら人生に絶望して死を選ぶのも分からなくはないっす。
ただ、自己破産など、死ななくてもいい選択肢はあるので、この選択肢を取るメリットはないっす。
メリット
- なし
デメリット
- 人生が終わる
- 周りの人が悲しむ
- 周りの人に迷惑をかける
良い退場と悪い退場
俺は、退場にはいい退場と悪い退場があると思っているっす。
退場はかなりマイナスの意味で捉えられがちっすけどプラスの意味での退場も存在しているっす。
良い退場
良い退場は、『資金を残しての退場』っす。
資金が底を尽きる前に退場すれば、次の人生に繋がりやすくなるっす。再就職するにしても、何をするにしてもお金はかかってしまうっす。
そこで人にお金を借りずにいられるくらいで退場する事が大事っす。
また、一度退場してトレードをやめるとしても、資金さえあればいつかトレードを再開できるっす。
有名なトレーダーで、退場経験のある方は少なくないっす。
最悪、資金が0になったとしても、働けばまた元手を作れるっす。
復活した時には、経験という大きな武器を持ってトレードを再開できるっす。
なので、資金を残して退場する事が、次に繋がるいい退場だと思うっす。
悪い退場
次に、悪い退場について書いていくっす。
悪い退場は、借金を負っての退場っす。資金が底を尽きるだけでなく、一生懸命働いて返さなければならない借金を負っての強制退場は絶対に避けたいっす。
強制退場になってしまうと、生活、家族、友達、娯楽など、様々なものを失ってしまう可能性が高くなるっす。
人生を終わらせてしまう可能性があるような借金を負っての退場が、悪い退場っす。
悲惨な退場にしないために
ただ、今年のサンバイオショック、最近のMTジェネックのS安など、大きな損失は誰にでも起こりうる事っす。
トレードの結果、借金を作って退場をしてしまうと、ただ、退場になるだけでなく、後の人生に多大な悪影響を与えてしまうっす。
そんな悲惨な退場は絶対に避けなければならないっす。
その時に、出来るだけ悲惨な退場にしないために、気をつけることをまとめていくっす。
余裕資金でトレード
一つ目は、余裕資金でトレードをするという事っす。
この余裕資金とは、無くなっても良いお金という意味っす。
生活資金や結婚資金、子供のための積立など、投資に使ってはいけないお金には、絶対に手を出さない事が大事っす。
もし、そのとき上手くいったら、また手を出すようになってしまうっす。
株は確率のゲームなので、どんな手法でも機能しない時はあるっす。
もし、何回も繰り返してしまったら、機能しなかった時、生活に大きなダメージを食らってしまうっす。
無くしてしまった時のリスクがデカすぎるトレードは絶対にしてはいけないっす。
だから、余裕資金(無くなってもいいお金)でトレードをする事が重要っす。
ロット管理
ロット管理も非常に重要っす。
もし、余裕資金でトレードをしていたとしても、信用などでロットを張りすぎていると、下がった時に余裕資金の金額を超えた損になる事があるっす。
余裕資金でトレードをしているつもりでも、ロット管理を出来ていないと、借金を作ってしまうことになるっす。
大きな下落に巻き込まれても借金を作らないように常にロット管理をすることが重要っす。
就職=死ではない事の理解
専業でトレードをする人の中には、少なからず、普通に働くのが嫌で専業トレーダーになった人もいるかと思うっす。専業トレーダーになると、やろうと思えば、かなり自由な生活を送ることが出来るっす。
それに慣れると、専業トレードで上手くいっていないのにかかわらず、再就職が嫌で資金が尽きるまでトレーダーを続けてしまう事もあると思うっす。そうなると、資金を残しての退場ができなくなってしまうっす。
その結果、資金が完全に尽きるまでトレードをして、再就職のためなどの資金や生活費が足りなくなるという事が起こる可能性があるっす。
就職を嫌なものと捉えるのではなく、お金を稼ぐための手段としての戦略的就職を考える事も大事っす。
元手を稼げれば、また株式市場に戻ることが出来るっす。人生は長いので、すぐに結果を求める必要はないっす。
就職は死ではないし、嫌なものでもないと俺は思うっす。
退場後の事も考えておく事が重要
専業トレーダーになる時は、失敗をする事を考えない事がほとんどだと思うっす。自分なら出来る・やってやると考えて、背水の陣で挑むこともあると思うっす。今回の100万円からの専業生活がそれだったっす。
しかし、専業で生活を続けられる人はほんの一握りっす。また、1年2年生活できても10年間続けられる人なんてほとんどいないっす。
だから、人生を悲惨なものにしないために、もしうまくいかなかったときの事も考えておく事が重要っす。
上手くいかなかったときにどうするのか、資金がいくらを下回ったら就職するのかなども少しだけ考えておくと、万が一失敗してしまった時に復活をしやすいと思うっす。
最後に、今回の退場を通して、専業になる前に考えておいてよかった事、考えておくべきだと思ったことをまとめるっす。
お金の事
今回、専業になる前に、資金がいくらを下回ったら退場するかという事を決めて置いたっす。その金額に到達したことで、退場が決まったっす。
今となれば、退場をするラインを決めておいてよかったと思うっす。
おかげで、専業生活によって、人生に大きなダメージを受けることはなく、むしろプラスの影響を受けて終われたっす。
お金は無くなったっすけど、3か月で大きな経験を得る事ができたっす。
退場を決断する金額を決めておくことで、借金などの大きなダメージを受けることなく専業生活からいい影響を受け取ることが出来るっす。
就職の事
一般的に専業トレーダーとして生活した期間は、無職という肩書になると思うっす。そのため、就職する際には、専業をしていた期間は離職期間となるっす。離職期間が長ければ長いほど、就職には不利になるっす。
履歴書の離職期間が6カ月を超えていると、その時点で不合格という事も珍しくないと人材会社の人に聞いたっす。
もし、うまくいかなかったときに、退場を決断する期間を設ける事も重要だと思うっす。
1年、2年、3年、など、期間を自分で決めてその時点で判断することで、客観的に考える事ができ、再就職のこともイメージしやすくなるっす。
退場してからがスタート
今、うまくいっている専業トレーダーの中でも、退場経験がある人は少なくないっす。何度も退場して、何度目かの復活で上手くいくようになったトレーダーも多いっす。
株式市場はいつでも誰にでも門戸が開かれているっす。
焦る必要はないっす。
今は結果が出なくても、勉強を続ける事で、いつかうまくいくと俺は信じているっす。
何度退場しても、最終的に稼げるようになれば、今までの勉強代以上のものを得られるっす。
一度退場してからが本当のスタートっす。
そのために、2度と復活できなくなるような悲惨な退場だけは、避けなければならないっす。
復活出来る限り上手くいくチャンスはあるっす。
まとめ
今回は、株式市場からの退場について書いたっす。
かなり文量が多くなったので、読みづらかったかもしれないっすね(笑)。
ただ、それだけ重要な内容だと俺は思っているっす。株式市場で悲惨な退場をしてしまうと、後の人生に大きな悪影響が出てしまうっす。
自殺してしまう人もいるくらいっすからね。
専業トレーダーになりたい方は、「絶対失敗はしない!何があっても退場せずに生き残ってやる!」という方も多いと思うっす。
その方にとって、今回の話は、トレードをする姿勢としては消極的すぎる話が多かったと思うっす。
ただ、頭の片隅だけにでもいいので、今回の話を記憶に残しておいて欲しいっす。
退場は決して悪いものではないっす。ただ、悲惨な退場だけはしないように気を付けてくださいっす!
因みに、俺が退場を決意した日はこちらっす。↓
このブログでは、専業の時に学んだ事を記事に書いているっす。
少しでも役に立てる事を発信していくので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいっす!
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参考にしている書籍はこちらっす
ゾーン — 相場心理学入門(心理的手法)
デイトレード(全体的な心構え)
株・日経225先物 勝利のチャート方程式【増補改訂版】(トレンド手法)
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